ネイチャーなテニス仲間

私は10年以上テニススクールに通っていました。

 

この下手さは天下一品で、

初心者に10ヶ月は滞在?そう、滞在していました(笑)

後に初心者のプロと華々しく命名してもらいました。

だってね、他の人は、だいたい1、2ヶ月で初級のほうに卒業して行くんですもの。

おーっほっほ。

 

だいたい土曜日の午前中に行っていたので、

朝の10時から11時30分までのレッスンだから、

ランチに誘われる事も多かったの。

年齢は様々だけど、同じ生徒だし、

同志だからそれは楽しく盛り上がるの。

 

それでね、その、おじさんに、ってね、

隣のコートは確か初中級だけど、コートは2面しかないから、

そのレッスンに来ていた、中級のおじさんね。

おじさんと言っても、私よりは少し年下。

失礼な奴なんです、私。

 

そのおじさんは、いつもキャップを被ってレッスンをしていたの。

そう、それでね夏のレッスンの時にキャップを脱いでね、自ら話したの。

「会社に行ってる時は、カツラつけてるんですよ」

もしや、キャップを取った時に、

私の目線は、「頭」に行ってたんだろうか。

あんまりにも自然に言うもんだから、

あんまりにも自然に質問したんです。

「アデランスですか?アートネイチャーですか?」と、

「アートネイチャーなんですよ」

「それじゃ、ネイチャーさんですね」

アデランスよりいい、アデさんとか、ランスさんより、

ネイチャーさんは呼びやすい、と。

私の良いクセがまんま出てしまいました。

 

次回からは、手を振り振り鬼笑顔で、

「ネイチャーさーん」と呼ぶように。

まともな?いや、苗字なんかは聞いた事ない。

相手もニコニコしていたので、

「ネイチャーさーん」を絶賛継続中のある日、

スクールのコーチが私に寄ってきてこう耳元で囁きました。

「弘美さん、まずいですよ、その呼び方」

そんでもって、

その「ネイチャーさーん」は封印する事になったのだ。

 

とても優しい、年下のおじさん。

中国に出張に行った時は、

キレイな翡翠のネックレスを買って来てくれました。

こんなおじさんも居るんだよ。

 

その後間もなく引っ越しをして、別のスクールに行くんだって言ってた。

ハゲだとか関係ない、人間性の出会いでした。

「ネイチャーさーん」元気かな?

happyであるんだろうと予想出来ます。

人間力ある魅力的な、おじさんでしたから。

 

Jenny❤︎

 

 

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