遠い記憶

〜今日のドルくん〜

少し寒いので、
ピンクのシャツ着せて貰いました。

世話が出来ないクセに、
小学生の時、
犬をもらって来てしまいました。

その時ついたのは、
“ピーター”もちろん、
あの池畑慎之介さんが、
人気があった頃です。

その後は、
“タロウ”

その後は、
“クロ”
を飼いました。

みんな雑種の外犬でしたが、
大人しく、
頭が良かったのを覚えています。

ご飯は、
残り物のお味噌汁に、
魚の骨とかあげていたように思います。

ドックフードは、
見たことがありません。

昔は、
ご近所にも、
外犬を飼っている家が多かったです。

“ドル”くんは、
わたしと同じ9月生まれで、
12歳になりました。

上の子供が貰ってきた、
ミニチュアシュナウザーです。

人間と同じつもりです。
雷を怖がります。
人の前に来ます。
ドアに体当たりします。
布団に入って寝ます。
無駄に吠えます。
可愛いです。

小学生の時に、
大宮の駅前で、
ひよこを売ってました。
何度か繰り返しました。
なんで買ってしまうんでしょう。
懲りずに。
ほとんどひよこの内に、
死んでしまいますが、
一度だけ、
雄のひよこが育ち、
大きなトサカのニワトリになりました。
父が庭に小屋を作ってくれました。
みっちみちの大きさです。
扉を開けて餌をあげる時、
間違って、
外に駆け出す時があります。
追いかけて捕まえるの大変でした。
ともすると口ばしで叩かれます。
痛いです。
毎朝4時過ぎに、
「コケコッコー♪」と鳴きました。
朝早いです。
もう生き物は止めよう、
と思いながら、

お祭りで金魚すくいをしてしまいます。
持って帰ってしまいます。
水槽に入れても、
コケがついて、
手入れはなかなかしたがりません。

当時、
私の出来ない世話をしたり、
犬小屋を作るのも、
鳥小屋を作るのも、
料理を作るのも、
お弁当を作るのも、
洗濯も、
私の長い髪をキュっとポニーテールにしてくれるのも、
父がしてくれていました。

母は夜働き、
朝は起きて来ませんでした。
私が4年生なりたての時家に帰ると、
台所の出窓の鍋の間に、
1枚の紙がありました。
母の置手紙でした。
何が書かれていたかは、
覚えていませんが、
今日手紙を置いて、
家を出て行ったのです。
タンスの上の人形の飾り棚に、
空間が出来てました。
気に入った人形だけを、
持って出たのでしょう。

それから私は、
父子家庭に育ちました。

4人の話し合いの中で、
「どちらと居るか?」
と言われた時に、
私は即答しました。
「父と居る」と答えたはずです。
母には申し訳ないです。
寂しかったでしょう。
子供を置いて出て行くのです。

私はここに残りたかったので、
姉には申し訳ないと、
今でも思って居ます。
何故なら、
両親の中では、
姉妹は離さないと決めて居たからです。
姉も必然に残されることになりました。
父、母、どちらを選んだのではなく、
今思えば、
“ここ”に居たかったからです。

ドルくんと居ながら思い出した、
私の遠い記憶です。

今思い出すと、
愛に包まれて居たんだと、
私は思いました。

 

Jenny♡

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